T-DCDキット・T-PDキット

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学会活動

T-DCDキット 樹状細胞抗原送達キット試薬

様々な抗原をカプセル化でき、免疫応答の誘導解析に最適

T-DCDキットは様々な抗原をナノカプセル化(封入)できます。しかも抗原を封入したナノカプセル化は免疫の司令塔である樹状細胞へ封入抗原を送達(デリバリー)させる機能(DDS機能)を持ち合わせています。そのため、様々な抗原に対する免疫応答の誘導や解析の実験研究にT-DCDキットは適しています。

樹状細胞に様々な抗原を送達できるDDS技術(リポソーム)を開発しました。特許出願中!

試薬特徴

  1. 樹状細胞に対する抗原導入を効率化
  2. 樹状細胞による高い抗原提示能の誘導
  3. 抗原溶液を加えるだけでカプセル化
  4. 特殊な設備・器具を必要としない
  5. 処理時間が短く、コンタミの心配がない
  6. 免疫応答の試験に最適

T-DCDキットによる免疫応答解析事例
(J. Vet. Med. Sci., 80 (2), 197-204, 2018.)

試薬キットの使用方法 T-DCDキット内容

試薬キットの構成

  1. 滅菌済み細胞破砕ホモジナイザー(各1個)のセット 2セット
  2. 濾過滅菌用フィルター(0.2μm)2個(白色)
  3. ルアーロックシリンジ(2.5mL)2本
  4. マイクロカプセル化試薬(凍結乾燥品)2バイアル
  5. 説明書

試験2回分になります。2回分セットにすることで、コスト的にお安い価格になりました。

使用目的

抗原を効率良く樹状細胞に送達させるためのカプセル化抗原の調製。

使用上の注意

  1. キットは使用前に必ず常温(15~25度)に戻してください。
  2. 定められた使用方法を厳守してください。
  3. 冷蔵もしくは冷凍した抗原を使用する場合、常温(15~25度)に戻してから使用してください。
  4. 抗原溶液の調製には滅菌蒸留水または注射用水を使用してください。
  5. キットは2~10度で光の当たらない場所に保管してください。
  6. キット中の容器、付属品は他の目的に使用しないでください。
  7. 本試薬は研究用試薬であり、それ以外の目的には使用しないでください。
  8. キットに記載の使用期限内に使用してください。

貯蔵方法

冷暗所(2~10度)

使用期限

キット外箱に記載

配送方法

冷蔵配送
※配送後、使用しない場合はすぐに冷蔵庫などの冷暗所で保管してください。

試薬T-DCDキット使用方法動画 腫瘍組織を使用した例

試薬T-DCDキット使用方法画像説明

STEP01

10mm3程度の腫瘍組織片を細かく細切します。

10mm3程度の腫瘍組織片を細かく細切します。

STEP02

細胞破砕用ホモジナイザーの容器に入れます。

細胞破砕用ホモジナイザーの容器に入れます。

STEP03

減菌蒸留水3mlを入れます。

減菌蒸留水3mlを入れます。

STEP04

細細胞破砕用ホモジナイザーの黄色の棒で3~5分程クリーム状になるまで良くすり潰します。

細細胞破砕用ホモジナイザーの黄色の棒で3~5分程クリーム状になるまで良くすり潰します。

STEP05

遠心機に入れます。

遠心機に入れます。

STEP06

3000回転・3分に設定。

3000回転・3分に設定。

STEP07

付属のルアーロックシリンジに針を回しながら緩みのないようにつけ、細胞破砕残渣を吸わないようにできるだけ上澄みを2.5ml採取する(細胞破砕抗原液)。

付属のルアーロックシリンジに針を回しながら緩みのないようにつけ、細胞破砕残渣を吸わないようにできるだけ上澄みを2.5ml採取する(細胞破砕抗原液)

STEP08

破砕抗原液入りルアーロックシリンジからはりを外し、新たに付属の濾過滅菌フィルターを回しながら緩みのないように結合させる。

破砕抗原液入りルアーロックシリンジからはりを外し、新たに付属の濾過滅菌フィルターを回しながら緩みのないように結合させる。

STEP09

濾過滅菌フィルターに新しく針をつける。

濾過滅菌フィルターに新しく針をつける。

STEP10

カプセル化試薬のキャップを開けて、アルコール綿でゴム栓の上を消毒し、破砕抗原液を注入します。

カプセル化試薬のキャップを開けて、アルコール綿でゴム栓の上を消毒し、破砕抗原液を注入します。

STEP11

蓋を締め、軽く振盪させる。

蓋を締め、軽く振盪させる。

STEP12

新しい針のついた注射用シリンジでカプセル化抗原溶液全量採取する。

新しい針のついた注射用シリンジでカプセル化抗原溶液全量採取する。

STEP13

針を交換する。

針を交換する。

STEP14

完成です。完成後はできるだけ早めに使用してください。

完成です。完成後はできるだけ早めに使用してください。
T-DCDキット細胞破砕用ホモジナイザー専用電動撹拌機(別売)

試薬樹状細胞抗原送達キット取り扱い説明書 PDF

取り扱い説明書(PDF)

T-PDキット

http://jsbac.org/youkoso/porphyromonasGingivalis.htmlより引⽤

http://jsbac.org/youkoso/porphyromonasGingivalis.htmlより引⽤

T-PDキット 歯周病免疫応答解析キット試薬

歯周病菌(P. gingivalis)に対する免疫応答の誘導解析に最適

T-PDキットは、歯周病抗原がナノカプセル化されているため、歯周病菌抗原封入ナノカプセルの調整が簡単です。T-PDキットを用いることで、歯周病菌に対する免疫応答の誘導や解析の実験研究が容易になります。

試験特徴

■ P. gingivalis に対する抗体の誘導

試験特徴
  1. 歯周病抗原封入凍結乾燥ナノカプセル
  2. 樹状細胞による高い抗原提示能の誘導
  3. 滅菌水を加えるだけで歯周病抗原をカプセル化
  4. 特殊な設備・器具を必要としない
  5. 処理時間が短く、コンタミの心配がない
  6. 歯周病に対する免疫応答の試験に最適

T-PDキットによる免疫応答解析事例
(J. Vet. Med. Sci., 79 (2), 290-298, 2017.)
(大阪府獣医師会報, 70, 3-10, 2019.)

■唾液抗P. gingivalis IgA抗体によるP. gingivalis の口腔上皮細胞傷害性に対する抑制効果

試験特徴
試験特徴

T-PD溶液投与群
(唾液希釈倍率2倍)

試験特徴

コントロール群
(唾液希釈倍率2倍)

■唾液抗P. gingivalis IgA抗体によるバイオフィルム形成阻止
~ P. gingivalis とActinomyces naeslundii の共凝集に対する抑制効果~

試験特徴

本キットにより調整された歯周病菌抗原封入ナノカプセル溶液(T-PD溶液) を免疫することで歯周病菌(P. gingivalis )が関わる歯周病の発症因子(歯肉細胞に対する細胞傷害性や口腔内細菌との共凝集によるバイオフィルム形成)を抑制できることが示唆されました。

試薬歯周病免疫応答解析キット取り扱い説明書 PDF

取り扱い説明書(PDF)

購入について(チューモス-イムノクラブへの入会が必要)

お問い合わせフォームより、T-DCDキット試薬又はT-PDキット試薬購入希望を明記(両キット試薬購入希望の場合はその旨明記)し、ご連絡をお願いいたします。
内容確認後に、当社よりメールにて支払い方法等についてご連絡致します。

お問い合わせフォームはこちら

お問い合わせ

合同会社Thymus(チューモス)
お問い合わせ・ご注文について

様々な抗原を樹状細胞に送達できるDDSナノカプセル【T-DCDキット】、
歯周病菌に対する免疫応答の誘導や解析の実験研究の手助けとなる
TPDキットを開発しています。
現在、免疫応答の解析に役立つ新たなキットの開発に取組んでいます。

お問い合わせとご注文については、専用フォームより受け付けています。